ココロころころ

穴を掘って埋めたいような、風に乗せて飛ばしたいような心の叫び

ダレノココロ

キミのこと考える暇もないくらい

予定を詰め込んでみたんだ

キミで埋め尽くされる隙間を

無理やり違うもので埋めてみたんだ

キミが浮かびそうになったら

慌てて今だけに集中してみたんだ

 

そしたら

少しだけキミから解放されたんだ

キミでいっぱいだったココロが

少しだけ私に戻ってきたんだ

 

そうして

少しずつキミを忘れていけたらいいなと思ったんだ

 

一瞬の一ヶ月

キミからの連絡は突然で

いつも同じ一言なんだよ

 

短いその言葉を見ると

私は嬉しくなって

諦めようと強がってたことも

好きな気持ちに蓋して

苦しんでたことも忘れて

返事を送ってしまうんだ

 

キミからの返事は

いつも遅くて短くて急で

エスかノーのその一言に

心臓がはずんでしまうんだよ

 

キミは連絡はしなくても

会ったらたくさん話をしてくれて

だから連絡なんてなくっても

会える時を楽しみにしてたのに

 

無言の時間が続いたね

会うの嫌だった?

何も喋らなかったね

話したくなかった?

 

会話はなかったけど優しかった

やっぱりキミと過ごす時間が

一番楽しいみたい

 

何も知らない私に

色々なこと教えてくれたから

刷り込みみたいなもんだよ

母鴨を追いかける子鴨みたいに

無条件で慕ってるだけだよ

 

言い訳だったのかな

自分に言い聞かせてたのかな

どれだけ理論武装しても

この苦しみからは解放されない

 

ただ好きなだけだよ

 

キミのこと大好きなんだよ

 

おしゃべりな私

その時のその気持ちも

ふと出てきた言葉も

私のものなんだけど

もう二度と出てこない

その瞬間の私なんだよ

 

だから

今の私は

その時の私じゃなくて

明日の私も

その時の私じゃないから

私はたくさんの私と

おしゃべりするために

気持ちを残しているんだよ

言葉を紡いでいるんだよ

 

イマココ

まだ始まってもないのか

とっくに終わってしまったのか

 

連絡くれることもあるし

私の投げかけに返事もくれる

約束は成立しないけど

断られることもあまりない

 

真剣になる気はないけど

胸が痛いから

のめり込んでる気もする

どんな素敵なお誘いよりも

彼からの返事が一番嬉しい

 

どうしたいかと

自分に問うと

現状維持だと分かってる

 

なんだ

自分の期待通りじゃん

 

この苦しみも痛みもつらさも

私が望んだものだったんだ

上書き

一緒に写った写真なんてないけど

一緒にいた時の写真大事にしてたの

私にとってそれが全てだったから

 

一緒に過ごした時間が

大切な思い出だったから

すがりついてたのかもしれない

 

でもね

私の今はあなたが作ったんだよ

私の全ては

あなたに繋がってるんだよ

 

キミイロ

キミへの想いは鮮やかで

たくさんの光を含んでいる

 

嬉しい気持ちは

裏返ると悲しみ色に染まり

一点の曇りが広がる

 

たくさんの喜びは

不安も呼び込んで

明るさを滲ませる

 

純粋なそれはやがて

疑いと嫉妬に蝕まれて

澱みとなる

 

もう少しだけ

あなたが

私のこと好きじゃなかったとしても

抱きしめてって言ったら

ぎゅっとしてくれて嬉しかった

 

あなたの気持ちが

私に向いてなかったとしても

あなたのあたたかさは

私に伝わってきたよ

 

あなたの笑顔も

あなたのぬくもりも

あなたの寝息も

隣で感じることが出来たから

もう少しだけ

あなたを想わせて